ひとり時間が必要な母はわがまま?私がそう思わなくなった理由

At one’s fancy

母親になるということは、子どもを育てるということであり、必然的に子どもが優先的になります。

細かいところで言うならば、

・子どもにご飯を食べさせてから自分も食べる

・入浴後、一緒にお風呂を上がる際には先に子どもの身体をタオルで拭いてから自分も身体を拭く(化粧水なども二の次)

・寝かしつけた後に自分時間を作る

などと、各ご家庭によっても多少異なりますが、少なくとも子どもがいない頃と違って優先順位が変わります。

でもある時、ふと思うのです。

これっていつまで続くのだろう…。

もちろん子育てが嫌になったわけではなく、我が子がただただ愛しいと感じていても、心に余裕がないまま子育てをしていると、情緒不安定になってしまいます。

私がそれを感じたのは次女が小学生1年生の頃、今からちょうど1年ほど前です。

その当時の私は、「ついに、保育園を卒園し、小学校に入学出来た!」

二人目も小学生になったし、自分の時間が作れると良いな、と思っておりました。

しかし、当時の私はフルタイム勤務をしており、ひとり時間などもってのほかでした。

当時は、残業もして帰宅時間が20時や21時頃になった日もざらではありません。

出勤前は、子どもたちの朝ごはんの支度、乾いた洗濯物をクローゼットにしまい、自分の身なりを整えることに精一杯。

ましてや長期休暇ともなると、そこにお弁当作りが入ります。

帰宅後は子どもたちから学校での様子を聞きながら、洗濯をし、宿題の丸つけ、配布物の確認、子どもたちの髪を乾かし、歯を磨き、寝かしつける。

幸いにも、夫は協力的で私より先に帰宅し、夕飯を作ってくれていました。(夕飯の支度まで私が担っていたら、私は確実にどこかのタイミングで倒れていたと思います)

全ての家事が終わるのは大体22時台…。

さあ、ここからどうする!?って感じですよね。笑

時間的に早く寝ないと次の日の自分に恨まれそうと思いつつも、ひとり時間がないままでは私は何を楽しみに生きているのか…さえ思うほどでした。

すごく考えましたが、結局0時頃まで晩酌をしつつ、ネットサーフィンをして、翌日の私が苦しむ…そんな毎日でした。

私自身、週末のどこかで丸一日ベッドで横になる日がないと体力的にも精神的にも心身を保つことができませんでした。

となると、週末に出かける日も場所もかなり限られます。

そんな日々を送りながらも、悶々としていました。

このまま歳をとってしまうのか。

本当はひとりでカフェに行きたい。本を読みたい。友達にも会いたい。映画も観たいし、美術館にも行きたい。でも、そんなことを考える私は母親としてわがままではないか。

子どもたちとの時間を削ってまで、自分の時間を優先していいのだろうか。

ふと、私ってどうしたら自分を満足させられるのだろうと考えました。

リストを作ってみたのです。

①おひとり様ランチをしたい

②カフェに行きたい

③心ゆくまで読書をしたい

④復職後、全く会えていなかった友達に会いたい

⑤人間ドックで引っかかった項目の再検査に行きたい

⑥(自分が観たい作品を観に)映画館に行きたい

⑦美術館巡りをしたいetc…

これを最後にしたのはいつだろう…もう思い出せないくらい前のような気がする。

そしてこう思ったのです。

「これらを全部、今したいんだ!!!」

欲望のままに退職を決断したのですが、気持ちは清々しかったです。

退職を決めてから数ヶ月は引き継ぎ等で勤務をしておりましたが、少しずつ生きている実感が湧いてきました。

当時の私は、ひとり時間が欲しいと思う自分をどこかでわがままだと感じていました。

しかし実際にひとり時間を作ってみると、それは家族から逃げるためではなく、自分を整えるために必要な時間だったのです。

そこから、今まで半年ほど経過しています。

今ではひとり時間を作って良かったと心から思えています。

そこで、ひとり時間を作って良かったメリットをご紹介します。

メリット①家族に優しく接することができる

もうこれが全てだと思います。(笑)

自分の時間を作り、自分自身を大切にすることで、余裕を持って相手に接することができます。

メリット②見聞が広がる

ひとり時間のおかげで、多くの本を読むことができました。

湊かなえさんの、「本を読んでほしい。大人になって立ち止まった時に、昔読んだ本の一節が助けてくれることは沢山ある。言葉を知っている人は強い」という素敵な言葉があるそうです。

元から読書は好きな方でしたが、この言葉を知り、さらに読書が好きになり、そういう自分も好きになれました。

メリット③やりたいことが実現できるため、心が満たされる

子がいない時は当たり前のようにカフェで過ごせていましたが、カフェに入るだけで特別感があります。美術館に至っては、別世界にいるような気分になれて、心が洗われるような気持ちになりました。

メリット④子どもと過ごす時間を大切にできる

フルタイム勤務をしていた頃は、子どもの学校での様子や考えていることを少ししか聞くことができませんでした。子どもが学校から帰る時間に、自宅で「おかえり」と言えること。たまに放課後、公園で娘がお友達と遊ぶことがあるのですが、学校の様子などもよくわかるようになります。

ここまでメリットを書きましたが、もちろんデメリットもあります。

ですが正直、デメリットは一つだけです。それは固定収入の減少です。

会社員時代にあった固定収入がまるっとなくなりましたが、今は様々な働き方があります。

例え収入が減ったとしても、ひとり時間を作り、ご自愛できた先に、新しい自分に合った働き方を見つけられると思っています。

まさに私は、働くことと家庭の両立を目指していますが、私にとってそこにひとり時間を含めることはとても大切だと実感しています。

私の場合は退職という選択をしましたが、大切なのは退職そのものではなく、自分を大切にする時間を持つことでした。

ひとり時間の作り方は人それぞれです。数時間でも、ひとりでカフェに行くことでも、本を読むことでもいい。自分を整える時間を持つことは、決してわがままではないのだと思います。

「今日が人生で一番若い日」という言葉をよく耳にします。

今を健康に楽しく生きることが今後の人生をより豊かなものにできるでしょう。

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